1月24日(日)歌舞伎座へ行ってまいりました。
千穐楽間際で遅くなってしまいましたが、中村勘三郎丈の「京鹿子娘道成寺 ~道行より押戻しまで~」を拝見できました。
(勘三郎さんは、昨年12月27日にお忙しい合間を縫って、御舞台成功祈願におまいりくださいました。)
御舞台は道行から押戻しまで、とても華やかで美しく、躍動感あふれる舞に瞬きするのも惜しいほどでした。
昨日26日、無事千穐楽をお迎えになられました。
御舞台の御成功、お慶び申し上げます。
勘三郎丈の今後の御活躍を心より御祈念申し上げます。
16ヶ月間の「歌舞伎座さよなら公演」最後の新年公演に、歌舞伎を代表する二大曲が選ばれました。昼の部は「勧進帳」、夜の部は「京鹿子娘道成寺」です。
「京鹿子娘道成寺」が上演されました事、本当に嬉しく思います。
さて、歌舞伎座は120年以上もの間に3回姿を変え、今の建物は大正14年
に竣工した建物を、昭和26年に改修されました。現在の建物を残せるよう、
検討を重ねられたようですが築84年改修後58年の歳月を経ていること、
戦争で焼け残った骨組みを使っていることなどから、全面的な立替えを結論
されたようです。
2010年4月の公演終了後、新築工事のため、休館されます。
2013年春に完成予定です。
新しい歌舞伎座の建物は、各フロアがバリアフリーになり、客席のサイズが
改善されます。外観は、現在と同じく和風・桃山様式を継承し、歌舞伎座の
歴史を踏まえつつ設計されているようです。また、地下鉄東銀座駅と直結されます。
生まれ変わる歌舞伎座。とても楽しみです。
今の建物が名残惜しく、皆、写真を撮っておられました。
(小野 博美)