2010年2月2日火曜日

大槻能楽堂自主公演能 「鐘巻」

                                                                                   



















2月1日(月)、観世流能楽師の赤松禎英氏が御舞台成功のためおまいりくださいました。

2月13日(土)大槻能楽堂自主公演能 研究公演で、復曲能「鐘巻」をお舞いになられます。
「鐘巻」を舞うことができる能楽師は数少なく、なかなか拝見できる機会がありません。

「鐘巻」は「道成寺」の原曲で、1992年に初めて復曲されて以来、様々な演出が
試みられてきました。

今回の自主公演は、3部構成になっています。

お話 
~鐘巻再考 鐘巻から道成寺への変遷~ 大阪大学文学部教授 天野 文雄氏

対談
~「海人と天皇」 宮子妃伝説と鐘巻~ 哲学者 梅原 猛氏   天野 文雄氏

復曲能
~「鐘巻」~ 赤松 禎英氏 

公演は2月13日(土) 大槻能楽堂にて午後二時開演です。
まだ御席に余裕があるようです。
この機会に「鐘巻」を拝見してみてはいかがでしょうか?

道成寺をお建てになった宮子姫は、聖武天皇の母で、平城京の母とも言うべき
お方です。今年は平城遷都1300年でこのような催しが増えるかと思います。
この機会に、宮子姫に関心を持っていただければ幸いです。

赤松禎英氏の御舞台のご成功、心よりお祈り申し上げます。


(小野 博美)