2010年9月22日水曜日

映画『能楽師 伝承』 東京国際映画祭で上映


親子三代の能楽師を描いた『能楽師 伝承』というドキュメンタリー映画が、まもなく完成を迎えようとしています。
平成16年に作られた第一作『能楽師』の続編です。
題名からはわからなかったのですが、第一作には、能楽道成寺にちなむシーンが沢山ありました。 昨年、第二作の撮影のため、監督の田中千世子さんが道成寺に撮影にいらっしゃり、第一作のDVDをいただき、やっと分かりました。

じっくりと時間をかけた作品で、あと数年かけて第二作を世に送る、能楽『道成寺』や道成寺のシーンが更に増える予定、と伺いましたが・・・
その次に伺ったのは、親子三代の能楽師の中心人物・関根祥人氏の訃報でした。
50歳の若さでの急逝という思いがけないものでしたが、父親の関根祥六氏やご子息の祥丸君が毅然としておられ、予定通りの公演やお稽古に励んでおられると伺い、なかなか出来ることではないと感銘しました。
予定を早めて公開される続編の中で、故祥人氏の舞姿を拝見して菩提をお祈りしたいと思います。  合掌

東京国際映画祭 「日本映画ある視点」部門 招待作品 『能楽師 伝承』
10月26日(火)14:25~16:05
10月30日(日)14:00~15:40 (舞台挨拶あり)
いずれも TOHOシネマズ六本木ヒルズスクリーン6 (156席)

詳細は 映画祭HP  http://www.tiff-ja.net/ja/

(小野俊成)



2010年9月18日土曜日

能楽こども教室

8月18日、本堂にて「能楽こども教室」の発表会がありました。

能楽こども教室は文化庁の委託事業で、地元の小学生に古典芸能
を体験していただきたい!という趣旨のもと、昨年「鐘巻伝統芸能
こども教室実行委員会」を立ち上げました。

昨年に引き続き、二回目の能楽こども教室です。今年も昨年同様
たくさんのお申し込みがあり、定員20名(内7名が二回目の参加です)
のこども達が、普段触れることのない能楽を、小鼓・謡を中心に体験
しました。
お稽古は7月21日から8月18日まで全11回で最終日が発表会でした。
皆一生懸命取り組んでいました。

参加してくれたこども達、保護者の皆様には夏休みの楽しい思い出
のひとつになったと思います。

皆様のご理解、ご協力のもと、御陰様にて今年も無事終了することが
できました。本当にありがとうございました。

また来年も開催したいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。


お稽古と発表会の様子です。



「小鼓をばらすとね・・・」

「これは胴(どう)といいます」











小鼓の持ち方は・・・??













「発表会」

お稽古の集大成です











また来年も来てくださいね☆












(小野博美)

2010年9月3日金曜日

代々木果迢会別会













8月30日、観世流能楽師の浅見慈一氏が御舞台ご成功祈願のため、
おまいり下さいました。

平成22年12月19日(日)に、国立能楽堂にて代々木果迢会別会
が開かれます。 今回は浅見真州氏の古希記念ということで、甥の
浅見慈一氏が「道成寺」の赤頭を舞われます。

代々木果迢(かちょう)会は、浅見 真高氏、浅見 真州氏、小早川 修氏、
浅見 慈一氏 が主催する会です。 
”果迢”の”果”は果て、”迢”は遥かの意味。世阿弥の「花鏡」奥段
に書かれた言葉 「命には終わりあり。 能には果てあるべからず 」
から考案されたそうです。

詳しくは以下のアドレスをご覧ください。
チケット販売は10月4日からです。
浅見真州公式HP
http://www3.ocn.ne.jp/~masakuni/yoyogikatyou.html

御舞台のご成功、心よりお祈り申し上げます。



(朝倉)

人形アニメ映画 『道成寺』  ~故川本喜八郎氏を悼んで~

 
9月というのに残暑が厳しく、初秋という感じがしませんが、
夏に盛りを迎えた日射しのエネルギーも確実に衰えたようで、
御堂のまわりを歩いていても、草抜きではなく、桜の枯れ葉が気になるようになりました。

人形アニメで、世界的な評価を得ている日本人がお亡くなりになりました。
故川本喜八郎氏というお方で、長野県飯田市に記念館があります。
その代表作の一つに『道成寺』があります。
1976年に制作され、ご本人から大きな缶に入ったフィルムが道成寺に奉納されました。
私は、かなり後になってからビデオで拝見しましたが、清姫の人形の鬼気迫る表情に鳥肌が立ったのを覚えています。

DVD『川本喜八郎作品集』として市販されているほか、今週は飯田市の記念館で追悼記念に上演されています。

お浄土で心安らかに人形づくりに励まれますようお祈りいたします。

  飯田市川本喜八郎人形美術館  http://www.city.iida.lg.jp/kawamoto/

小野俊成

2010年8月31日火曜日

観世会秋の別会


先月24日、観世流能楽師の清水義也氏が御舞台成功
祈願のため、おまいりくださいました。
平成22年10月3日、観世能楽堂にて能「道成寺」の
お披きをなさいます。
(残念ながら、御席は完売となっております。)
清水義也氏は二十六世観世宗家 観世清和氏に師事され、
謡曲・仕舞教室「澄声会」を主宰なさっておられます。
今年4月27日の「道成寺会式」をお弟子さんとご一緒に
見にいらっしゃいました。
財団法人観世文庫 社団法人観世会 公式サイト
御舞台のご成功、心よりお祈り申し上げます。
(小野 博美)

2010年8月13日金曜日

英語・フランス語の本に道成寺縁起が紹介されました


『日本のアニメーション 絵巻からポケモンまで』という新刊書が英語とフランス語で出版され、道成寺に伝わる絵巻物の『道成寺縁起』が紹介されました。

著者は武蔵大学の小山ブリジット教授で、日本のアニメ文化は短期間で成立したものではなく、絵巻に代表される何世紀もの努力が日本人の絵画的な感受性を高めた結果だと記しておられます。

大きな本ですが、一つの節をさいて、道成寺縁起と安珍清姫伝説を詳しく紹介して下さいました。
フランス語版 "L'animation Japonaise, Du rouleau peint aux Pokemon"
英語版 "Japanese animation, from painted scrolls to Pokemon"

(小野俊成)

2010年8月5日木曜日

「宮子姫 道成寺を舞う」


 2010年10月15日(金)の午後6:30分から、道成寺境内特設舞台にて、「宮子姫 道成寺を舞う」と銘打った行事が行われます。


 これは聖武天皇をお産みになったとされる宮子姫を「平城京の母」として、それにまつわる舞踊を演じるものです。


 道成寺副住職である小野俊成による説明などもございますので、どうぞごらんください。


 日時:10月15日(金)

 場所:道成寺境内(雨天時 日高川交流センター)

 入場料:2000円

 内容:「珠取り海女」 尾上菊紫郎

     「平城京の母 宮子姫」 お話・小野俊成

     「海女の后 道成寺古伝説」 若柳吉優、尾上菊紫郎


(朝倉)