平成22年12月12日、和歌山県立近代美術館二階ホール
にて、和歌山大学教育学部の学生さん達による、 「新編道成寺縁起発表会」
が実演されます。
道成寺縁起が持つ魅力を、新たな視点から見出していただく機会として、
道成寺縁起をベースに、現代社会をとりまく様々な問題を題材にした、
紙芝居形式の縁起を作成されました。
この催しは、和歌山県立博物館主催の企画展「文化財の基礎知識」
の関連イベントのひとつで、三部構成になっております。
①道成寺縁起「千年祭」台本による実演。
「千年祭」台本とは、安珍清姫事件から千年経った昭和四年に作られた、
道成寺縁起絵巻の台本です。
出演は和歌山大学教育学部「日本史研究入門」受講生です。
②新編道成寺縁起の実演。
道成寺縁起2010生命編・恋愛編・環境編・生活編の実演。
出演は和歌山大学教育学部「地域コミュニケータ論」受講生です。
③解説とアピール「文化財を盗難から守るために」
和歌山大学教育学部教授 海津一朗氏
和歌山大学紀州経済史文化史研究所学芸員 吉村旭輝氏
和歌山県立博物館学芸員 大河内智之氏
終了後、博物館で開催中の企画展の展示解説も行われます。
学生さん達の若い感性で解釈され作成された「新編道成寺縁起」とても楽しみです。
博物館からのご案内です
(小野 博美)